こんにちは、ねねです。
今日のブログは、
「本を売らない本屋」について。笑
さびれつつある街の本屋が、
売上げを伸ばしている秘訣を分析していきます。
この記事が、
これから情報発信をしようと考えている人にとって、
「ライバル不在の『需要』を見つけるヒント」になれば嬉しく思います!
今や電子書籍等の普及により、本屋に行かずとも本が読める時代ですよね。
加えて、コロナ禍で外出もままならない。
街の本屋にとったら、もう大打撃なわけです。
そんな中、とある仕掛けをして売り上げを伸ばす本屋さんがこちら。
「正和堂書店」さん。
THE・街の本屋さんって感じですよね。
実はこの本屋さん、インスタで旬の本を紹介する等
積極的にSNSを活用していたのですが、売り上げが伸び悩んでいたそうです。
そんな中、とあることをしたところ、コロナ禍にも関わらず来客数が大幅にUP!
一体、何をしたと思いますか?
実はこの本屋さん・・
本を売るのをやめたんです。
「・・・・・・は?????」
・・・って感じですよね。じゃぁ何をしているのか。
その答えはインスタグラムが教えてくれます。笑
「#正和堂書店」で検索したインスタグラムの結果がこちら。じゃん。
アイスに、ソーダ、はちみつにチョコレート。
目に入ってくるのは本ではなく、
今にもよだれがじゅるっと出てきそうな、色とりどりの可愛いやつ。
これ何だか分かります?
そう、実はこれ・・
「ブックカバー&しおり」なんです。
コレめちゃくちゃかわいい。
女子ウケ抜群間違いなしです。
で、実際の正和堂書店のオンラインストアがこちら。
リンク先を見て頂いた方は分かると思いますが、
本屋のオンラインストアにも関わらず
1冊も本を売っていません。笑
では、マーケティングの視点から
正和堂書店が成功した理由を分析していきます!
成功した理由:ライバルが気づいていない「需要」を満たしたから
正和堂書店の成功した理由は、「良い需要を満たしたから」。
要は、ライバルがいない市場でのポジショニングに成功したからです。
「需要」とは、「こんな商品(サービス)が欲しい!」という、商品やサービスに対する欲求のこと。
(※単純に“欲しい”という感情は需要ではありません。)
例えばこんな感じ。
・(需要)お金を掛けずに本を読める、商品やサービスが欲しい
→(商品・サービス)古本屋
・(需要)本屋に行かずに本が読める、商品やサービスが欲しい
→(商品・サービス)電子書籍
・(需要)時間を掛けずに本の内容を理解出来る、商品やサービスが欲しい
→(商品・サービス)本の要約アプリ、YOUTUBE等の書籍解説動画
今回のケースでいうと、このブックカバー&しおりは
お客様には「いつもと違う気分で本を読める、商品やサービスが欲しい」という需要を満たしているんです。
“わざわざカフェに出向いて読書をする人”とかは、この需要を持っていますよね。
単に本を読みたいだけであれば、
別にカフェに行かなくても、家でコーヒーを片手に、Kindleで読書だって出来るわけですから。
とはいえ、このご時世コロナ禍で外出もままならない・・。
そんな、お客様の需要を満たしてくれるものが、このブックカバーだったんです。
しかも、SNS映え抜群のデザイン。
(アルバイトの美大生の子がデザインしたそうです。)
瞬く間にSNSで拡散され、今では生産が追い付いているとかいないとか。
(どっちやねん)
さいごに
欲求と需要に関する考え方は、情報発信も同じ。
「どの需要に対し、どんな商品やサービスを提供するか?」
非常にシンプルですよね。
ライバル強豪のジャンルの中で、「良い需要」を満たした例が、ライザップ。
ダイエット系のサービスの提供者が多い中、
ライザップが掴んだ需要は「高くてもいいから、『確実に』痩せたい」という需要。
パーソナルジムや加圧式トレーニング等、高くても痩せる為のサービスは色々ありますが、
ライザップはこの『確実』という需要を上手く掴んだことで、大ヒットしました。
一見、ライバルが多いジャンルであっても、
このように『需要の穴』は存在します。
そして、
需要の穴を見つけるにあたって大切なのが、「リサーチ」。
いくら、一生懸命ブログを書いたり、渾身のメルマガを書いたところで
結局この需要を掴めていなかったら、売れませんからね。
お客様のことを見ていない、
独りよがりの発信になっちゃうんですよね。
だからこそ、ライバルがいない『需要の穴』を掴む為には
しっかりリサーチをする必要があります。
リサーチは地味だし大変ですが、
逆に言うとここをしっかり出来れば外すことはないということ。
私も需要の穴を見つける為に、リサーチの日々です。
情報発信をしている皆さんは、一緒に頑張っていきましょー!!
以上、ねねでした。