愛する旦那様との間に産まれてくれた愛しい我が子。
旦那と子供と3人で笑顔溢れる幸せな家庭が待っている・・と思ったのも束の間。
共に助け合って育児をしたいはずの夫に対するイライラが止まらない!!
自分の歯を磨く時間すらなく、24時間目の赤ちゃんのお世話でいっぱいいっぱい。
「豆腐の角に頭をぶつけたら死んでしまうんじゃないか」と思うくらい、
か弱い赤ちゃんを守ることに全神経を集中させるママ。
一方、のんきにテレビを見ながらビールを飲んでる夫。
今までなら何も思わなかった光景が、めちゃくちゃ腹立たしく思えてくる・・
なんてことありませんか?
(因みに我が家はありました。結婚してから産後が一番喧嘩しました。笑)
実はこれ、ホルモンが大きく関係しているんです。
ここでは、夫へのイライラとホルモンの関係についてお伝えさせて頂きます。
夫へのイライラ。その正体、実は「愛情ホルモン」?!?!
皆さん、「オキシトシン」というホルモンをご存知でしょうか。
オキシトシンは、出産や授乳に必要不可欠なホルモンですが、
実はこれ、別名・愛情ホルモンと呼ばれているんです。
赤ちゃんや恋人と触れ合うと、何とも言えない幸福感に満たされる時がありますよね。
これはオキシトシン脳内に分泌されることが原因です。
赤ちゃんや恋人と触れ合うと、脳がオキシトシンを分泌する⇒幸福感に満たされる・・という流れが出来、赤ちゃんや恋人への愛情を深めるようになっています。
実はその愛情ホルモン・オキシトシンですが、
幸福感を感じる一方で、「他者への攻撃性を強める作用がある」ということが判明しています。
たとえ夫であっても、育児に非協力的だと、「攻撃の対象」とみなされてしまうのです。
夫が攻撃の対象?!「妻への共感」を意識して攻撃を回避しよう!
育児の協力者であるべき夫。
同じオキシトシンの作用でも、夫は「攻撃の対象」ではなく、「愛情を注ぐ対象」であって欲しいですよね。
オキシトシンは、母親がリラックスしている状態だと、「愛情ホルモン」として機能する傾向があります。
一方、母親はストレスを受けている状態だと、「攻撃ホルモン」として機能する傾向があります。
ここでは、妻からの攻撃を回避する方法についてお話します。
①ママに共感し、寄り添う。
育児はとてもストレスが掛かります。特に、子供が幼い時はなおさら。
物理的にママを手伝うことも大切ですが、ママの辛さを「共感」し「寄り添う」ことがポイントです。
「24時間赤ちゃんのお世話でママもストレスが溜まるよね。夜中1回はボクがミルクあげるから寝なよ」
等、ママの辛さに共感し、寄り添う姿勢を見せましょう。
②ママの育児相談には「真剣に」耳を傾ける
よく「子育てのやり方が分からないから、ついママに任せちゃう」というパパの声を聞きますが、子育てのやり方が分からないのはママも同じ。授乳も、オムツ替えも、沐浴も、ママも初めてのことだらけですが、一つずつ試行錯誤しながら頑張っています。ママには“出来ないからやらない”という選択肢はなく、“やらざるを得ない”のです。
パパだって、仕事で異動になり、新しい部署で初めての仕事をする時は戸惑うし、ストレスが溜まりますよね。ママだってストレスが溜まるし、悩みも出てきます。ママがパパに育児相談をする時は真剣に耳を傾けてあげましょうね。スマホをいじりながら「ハイハイ」と適当に相打ちするのはNGです。パパが真剣に聞いてくれることで、“パパは自分に寄り添ってくれている”と感じ、ママのストレスも軽減されます。
オキシトシンは浮気予防にもなる?!実は凄いオキシトシンの効果
オキシトシンはママが赤ちゃんにおっぱいをあげる時に分泌が盛んになります。
でも実はこのホルモン、女性だけでなく男性からも分泌されるんです。男性がオキシトシンを分泌すると、魅力的な女性が男性に近づいてきても、男性はその女性と距離を取る・・という研究報告があります。
オキシトシンは、授乳だけでなく、スキンシップを取ることでも分泌されます。
パパに浮気をして欲しくない場合、日ごろからハグや手をつなぐ等のスキンシップを取ると良いですね。
まぁ、夫も我慢してるだろうし、ハグくらい良いかな。笑
さいごに
原因がよく分からないパパへのイライラも、イライラの原因が分かれば改善しやすいですよね。
ママが何でイライラしてるのか分からなくて困っているパパも多いはず。
男性は女性と違い、相手の感情を読み取ることが苦手。
「産後に分泌が盛んになる“オキシトシン”というホルモンは、愛情を深める作用がある一方、育児に非協力な人を攻撃する性質があるの。ママは、パパが●●してくれると心が安らげるので、●●してくれると嬉しいな」
等、イライラの原因をロジカルにパパに伝えることで、パパも理解をしてくれるはず。
オキシトシンは本来愛情を深める優秀なホルモンです。オキシトシンを上手く利用して、パパと一緒に愛情溢れる過程を築いていけると良いですね。